塔本賢一 KENICHI TOUMOTO

 

塔本賢一さんは幼少期より独学で絵の道を切り開いてきました。

その作品のスタイルは自由で多岐にわたりますが、代表的なものの中に「スタンピング」という独自の技法があります。細いチューブの先に絵の具を乗せひと押しひと押しの点を置いてゆく気の遠くなるような緻密な技法により描き出された、人間賛歌や、自身が敬愛するアーティストの肖像を描く作品たちは、圧倒的な集中力と深いリスペクトに満ちています。

また、夫人のひろこさんと共に美術教室を通じて多くの子供たちに描くことの楽しさを伝え、そこからも多くの才能を輩出することに貢献しました。
さらに搭本さんを語るうえで欠かせないのが、母 搭本シスコさんとの物語です。母の才能を信じて献身的にサポートし続けたことで、のちに「シスコ・パラダイス」と称される豊かな世界を開花させました。

ひとりの表現者として、そしてひとりの導き手として搭本さんの紡いだ物語は愛に包まれています。

 


 

1943 熊本市出身

    子供のころより絵が好きだったので、そのまま独学で描き続ける。

    熊本県立熊本高等学校卒業後、関西で就職

    脱サラし、枚方市内で美術教室を運営しながら、美術家として活躍

       安井賞、小磯良平大賞などコンクールに出品

 

 おもな個展

2014 個展(ノートギャラリー/大阪)

2016 個展「バラの話」(ノートギャラリー/大阪)

その他 個展・グループ展など多数

2017 逝去

2019 塔本賢一・ひろこ二人展「RESTART」(ノートギャラリー/大阪)

2024 枚方ゆかりの作家 塔本シスコ・賢一・ひろこ三人展「絵は歌いはじめるだろうか」(ノートギャラリー/大阪)

 

コレクション

京都国立近代美術館、エンバ中国近代美術館、浜松市美術館、加西市花のコレクション

OBAYASHIコレクション、北里研究所、枚方市、他

 

 

塔本シスコ

1913~2005

熊本県宇城市に生まれる

1970年から枚方に移住

91歳で亡くなるまで家族と共に枚方市で暮らし、絵を描き続けた

  

塔本ひろこ

1947~2017

宮崎県延岡市に生まれる

京都女子短大部卒業後、関西で就職

 塔本賢一と結婚後、子育てと美術教室の運営を両立しながら、メルヘン画を描く