金属造形作家 長谷川政弘さんが作り出すのは金属を素材にした幻想的な蓮の庭です。
蓮は泥の中にありながらも決して汚れることなく清浄な花を咲かせることから、東洋的な思想の中では「悟り」や「再生」の象徴とされてきました。
長谷川さんの作品「瞑色の庭」が内包する、金属という強靭な物質性と、瞑想から生まれるかたちなき精神の世界。この相反する世界観のサイクルは「生と死」「不変と無常」「物質と心」という円環を私たちに語り掛けてきます。
金属という本来なら無機質で硬質な素材が、風を受けて柔らかに揺らぎ、水面から立ち上がる生命力、精神性への変容を私たちに見せてくれます。
長谷川さんはこれまで伝統的な日本家屋、産業遺産の工場跡地、ホワイトキューブなど様々な空間でのインスタレーションに精力的に取り組んできました。
それぞれの空間によって大きく表情を変えてゆく異世界(瞑色の庭)は金属という素材の持つ可能性と、現代における工芸の再定義であると同時に、私たちの魂を静かに揺さぶり続けます。
1961 香川県丸亀市に生まれる
1984 大阪芸術大学工芸学科金属工芸専攻卒業
1986 金沢美術工芸大学大学院彫刻専攻修了
個展
1985 番画廊/大阪、’91、’99
2002 ギャラリーマロニエ/京都、’04、’10、’18
2005 祇をん小西/京都、’07,’21
2009 ギャラリー揺/京都
2019 『-浮遊「間」-』ノートギャラリー/大阪
2021 「うつろいの間-蓮と共に-」THE TERMINAL KYOUTO/京都
2023 「memory」ノートギャラリー/大阪
グループ展
2011 「木津川アート」’12,’14、’16、京都府木津川市
2022 「ART OSAKA 2022 Expanded Section」’23、クリエイティブセンター大阪 名村造船所大阪工場跡地
パブリックコレクション
京都キタオオジタウン(京都)、枕崎市資料センター南瞑館(鹿児島)、日向市文化交流センター(宮崎)
京都府立医科大学基礎医学学舎(京都)、あさご芸術の森美術館(兵庫)、Emmar Corporation(UAE ドバイ)
淡路夢舞台 奇跡の星植物館(兵庫)、Sculpture park Kronan(スウェーデン ルレオ)
Music Park(アルゼンチン ブエノスアイレス)、在アルゼンチン日本大使館(アルゼンチン ブエノスアイレス)
枕崎アートストリート(鹿児島)、関西福祉大学高等学校(大阪)、BenQ coporation(台湾)
木津川市高去地区(京都)、大阪府立大学先端バイオ棟(大阪)、アスピア山城(木津川市)