「彼らと人間の関係について思いを巡らせること、それは私たち人間自身のことを顧みる瞬間であるのかもしれない」(石原三加)
美術や文学の世界では、古来、動物を擬人化することで人間の愚かさを風刺的に、あるいは高貴な存在として象徴的に描いてきた歴史があります。
石原さんは「プードル」という人間に親しみ愛されている近しい存在に、自身の職人的なこだわりがこもった入念な手仕事で作り上げられた「人間の暮らし」を託します。
「人間の暮らし」と「犬の暮らし」、そこに私たちの姿を映し出す「鏡」のような関係性を作り出し、見るものを心地よい混乱に導きます。
思い思いに暮らすプードルたちの無垢な瞳の奥には、人間という存在への親しみと共に、情報の波に飲まれ自己と他者の境界が崩れゆく現代社会の中で、命の尊厳や私たちがどう生きるべきかへの問いかけが込められているようでもあります。
1977 神戸市生まれ
1999 大阪芸術大学工芸学科金属工芸コース卒業
2001 大阪芸術大学大学院芸術制作研究科修了
おもな個展
2006 アートスペース虹 | 京都、'07、'09、'11、'14
2016 「こっちおいで」ノートギャラリー/大阪
2017 「レッツ!らいご~」ノートギャラリー/大阪
2019 「rond」ノートギャラリー/大阪
2020 「しあわせをねがう」六甲ミーツアート関連展示/六甲ガーデンテラス「Horti」
2021 「いぬになるには」ノートギャラリー/大阪
2024 「いるよ」ノートギャラリー/大阪
おもなグループ展
2012 「gallerism in 天満橋」
2012 「Chikurinji Art Exhibition」五台山・竹林寺/高知
2015 はならあと「どちらにしようかな/Eeny,meeny,miny,moe」生駒宝山寺・旧和久邸