西 崇さんの作品は、驚くほど多才で変化に富んでいます。ノートギャラリーにおいて初めての個展では目を奪うほど鮮やかな色彩と内側に金彩を施した「彩の盃」がならびました。そして、二回目の個展ではその対極にあるような、弥生式土器を彷彿とさせる静謐でシンプルな造形美と炭化焼成による色彩を見せてくれました。三度目の個展では土の中に魚の骨を埋め込んだ、どこか原始的な生命力を感じさせる作品たちを制作。
表現のスタイルは展覧会ごとに変遷を遂げますが、その核となるコンセプトは「焼く」というプロセスを通じて循環する「命」を表現することです。
「焼く」という儀式により土に新たな「命」を吹き込み、形を変えながらめぐってゆく生命の時間。それはうつわという形を借りて、私たち人間のありようを語ってもいるのです。
1988 和歌山県に生まれる
2013 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒業
2016~2019 大阪芸術大学工芸学科 非常勤副手 勤務
個展
2016 ギャラリー白(’17、’18、大阪)
2019 髙島屋京都店 美術工芸サロン(’22、京都)
2020 西 崇展(ノートギャラリー/大阪)
2023 西 崇展「ヤクモノ」(ノートギャラリー/大阪)
2025 西 崇 陶展「生々流転」(ノートギャラリー/大阪)
グループ
2021 陶芸の提案-間近に見る -(’22,’23、ギャラリー白/大阪)
九度山芸術祭 (和歌山県/九度山町)